院長コラム

2013年9月12日 木曜日

歯周病は家族単位で考える。

 歯周病を増悪する要因を理解するために『家族』という単位も考えなくてはなりません。なぜ家族単位なのでしょうか。それは歯周病の原因である細菌の感染経路、歯周病による炎症を引き起こす免疫の働き(遺伝的要素)、生活習慣(喫煙、口腔メンテナンス、食生活)が関係してくるので治療を行う上で重要になります。お口の中には多種多様な常在菌が存在し、お互いに協力したり拮抗したりしながら安定した状態を保っています。このため、よそ者を受け入れにくいという特徴があり、新たな細菌にはなかなか感染しません。親から子、夫から妻のように、何年も生活をともにするような場合、初めて感染すると考えられています。即ち、家族が感染ルートになるのです。さらに、歯周組織の破壊には、細菌の増殖や活性化などを調節する機能には遺伝的要素に関係することもわかってきました。このように、家族に重症の歯周病患者がいる場合には、本人だけでなく、家族全体の歯周病を予防しコントロールすることが必要なのです。


投稿者 宝田歯科クリニック 院長:宝田 建二

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